短時間で疲労回復が出来ると噂の「マイクロスリープ」ですが、
あなたは既に「マイクロスリープ」を無意識に実施していたかもしれません。
今まで授業中や仕事中に、強烈な睡魔に襲われた事はありませんか?
「寝てはいけない」
「寝たらまずい」
「今寝るわけにはいかない」
「寝るもんか!!」と、
頑張って睡魔と戦ってたはずが、急に一瞬意識を失って「ビクッ」っとなって目が覚める・・・
みなさん一度はそんな経験ありますよね(笑)
実はこの一瞬意識を失っている現象。
これが「マイクロスリープ(マイクロ睡眠)」と呼ばれている現象です!
マイクロスリープ(マイクロ睡眠)とは、数秒~数十秒程度の超短期睡眠の事で、
(睡魔に負けて?)脳が瞬間的に睡眠に入ってしまっているんですね。
※ちなみに、ビクッとなる現象は「ジャーキング」と呼ばれる現象で、体の筋肉を収縮させる事で発生します。
マイクロスリープ(マイクロ睡眠)は危険かも?
マイクロスリープ(マイクロ睡眠)は本人の自覚なしに、
一瞬睡眠状態になってしまう現象です。
通常の居眠りと違い、
なんと「目を開けたまま睡眠状態」になってしまう場合もあるとの事!!
冒頭にて、「授業中に一瞬意識が飛んでしまう・・」といった事例を挙げましたが、
これが授業中ではなく、車や自転車の運転中に発生してしまうと凄く危険ですよね。。
マイクロスリープが無意識に発生してしまう原因としては、
やはり日常の睡眠不足が考えられます。
睡眠不足が蓄積されていくと、
脳が休息を取るために勝手にマイクロスリープを起こすようになってしまいます。
頻繁にマイクロスリープが発生している方。
睡眠不足になっていませんか?
もし睡眠不足の自覚があるのなら、
大事が起こる前に一度睡眠時間について見直してみる必要があるかもしれませんね。
マイクロスリープのメリット
発生する状況によっては危険なマイクロスリープですが、
なにも悪いことばかりではありません。
授業中や仕事中に眠気に負け、マイクロスリープが発生してしまった後・・・
寸前まで眠かったのが嘘のようにスッキリしている事、ありませんか?
実は、マイクロスリープは超短時間に脳を休めることが出来る、優れた睡眠法でもあるのです。
ツバメ等の動物は、
このマイクロスリープを何度も取る事で、
全体の睡眠時間をカバーしています。
また短時間睡眠で有名なナポレオンは、
居眠りの達人であったと言われています。
もしかしたら、
このマイクロスリープを上手く利用していたのかもしれませんね。
マイクロスリープを意図的に利用する
マイクロスリープを意図的に取ると言う事は、超短時間の仮眠を取ると言う事です。
あまり時間が無い時などに、超短時間の仮眠が意図的に取れたら素敵ですよね!
マイクロスリープを意図的に取る際は、次の二点に注意して行いましょう。
①眠る前に起きる時間を意識しておくこと。
寝る前に起きる時間を意識しておくと、
その時間に起きることが出来る可能性が高くなります。
電車で乗り過ごさずに上手く起きる事が出来るのは、
寝る前に起きる時間を強く意識しているからです。
②周囲の安全を確かめた上で、椅子に座って行う
マイクロスリープが発生すると、
一瞬とはいえ意識を失って睡眠状態となってしまいます。
当然、周囲が安全な状況で行いましょう。
また、横になってしまうと完全に寝てしまう可能性がありますので、
椅子などに座って行うのが望ましいです。
意図的にマイクロスリープを取ると言っても、意識して瞬間的に眠る事は難しいかもしれません。
しかし、目をつぶって視覚情報を遮断するだけでもある程度、脳を休息させる事が出来ますので、
簡単に出来る脳の休息法。一度試してみてはいかがでしょうか?