やたらと夜中に目が覚める。それも毎日・・・・つらい。。
そんなあなたは『中途覚醒』という睡眠障害かもしれません。
中途覚醒とは、入眠から起床までの間に目を覚ましてしまう症状です。
夜中に目が覚めてしまうということは特に珍しくはありませんが、中途覚醒にはそれが何日にも渡って続く、再び眠ろうとしても眠るまでに時間がかかってしまうという特徴があります。
こうした症状が出ている場合、中途覚醒を疑った方がいいでしょう。
中途覚醒を引き起こす原因①
中途覚醒を引き起こす主要な原因の一つがアルコールです。
晩酌を毎日の楽しみにしている方は多いですが、アルコールの量が多かったり、アルコールを飲む時間が遅かったりすると、睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。
一般的に知られている通り、アルコールには眠気を誘う効果がありますが、その効果は何時間も持続するものではありません。
見方を変えると、神経を麻痺させて強引に体を休息させている状態であり、アルコールの効果が切れるとその反動で急に眼が冴えて眠れなくなってしまうということがあるのです。
また、アルコールには利尿作用があるため、就寝時に尿意を覚えて目を覚ましてしまうということも関係しています。
中途覚醒の対策としてアルコールの量を増やしてみるという方もいますが、アルコールの量を増やすと更に中途覚醒の症状が酷くなり、体を壊す原因になるので止めておいた方がいいでしょう。
むしろ、アルコールが原因となって中途覚醒の症状が出ている場合はアルコールの量を減らすことが必要になります。
中途覚醒を引き起こす原因②
中途覚醒は病気によって引き起こされることもあります。
中途覚醒の原因となる病気として代表的なものが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠時無呼吸症候群にかかると睡眠中に断続的に呼吸が止まり、眠りが浅くなって目が覚めてしまうことがあります。
その他、肩こりや首のこりによる体の痛み、乾燥肌や敏感肌による体の痒みなども中途覚醒を引き起こすことがあります。
中途覚醒の原因が病気にある場合、まずは原因となっている病気を治療することが必要になります。そして、深い眠りを得られるような生活習慣を心がけることが大切です。
具体的には、睡眠前のストレッチ、日中の適度な運動、規則正しい食生活などが挙げられます。寝室に眠りを誘う効果のある「アロマ」やハーブを焚いたり、睡眠導入の音楽をかけたりするのも有効です。
その他、病気ではありませんが、寝相の悪さやいびきの酷さが原因となって中途覚醒になってしまっていることもあります。
こうした原因は自分では中々分かりにくいですが、配偶者がいる方は睡眠時の様子を調べてもらうことが可能です。独身の方はビデオカメラや録音機器を使ってみるのもいいでしょう。スマホアプリを活用するのも面白いですね。